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4-5. 全ては「聞く」ことから始まる

婚活を成功させるためには、様々なメソッドがあります。

ここでは、「笑顔」や「うなずき」、「アクション」、3つの「きく」など、具体的な婚活のコミュニケーションテクニックをお伝えしていきます。

  • 「話す」ことより「耳を貸す」こと
  • 人の話をどこまで聞いていますか?
  • 会話が回る「オウム返し」の法則
  • 無意識に発生するノイズに向き合うには?

「話す」ことより「耳を貸す」こと

人との出会いの場で神経を使いたいのは「何を話すか」ではなく、「初対面の人の話をどのように聞くか」です。もちろん、面白いことを話すに越したことはありませんが、相手の話を真剣に聞く姿のほうが、はるかに相手の心を打つのです。

 「合コンやパーティーに勉強会、出会いの場に積極的に参加しましょう」と言うと、皆さん、「何を話したらいいんでしょう?」とか、「口下手だし、話題が豊富じゃないので緊張します」などと言います。でも、不思議なことに「相手の話をどうやって聞いたらいいのか分かりません」とは誰も言わないんです。面白いですね。

 多くの人が、会話で重要なのは話すことだと思っていますが、むしろ重要なのは「きく」こと。ここでは、「きく」を「聞く・聴く・訊く」の3つに区別してお話をしていきます。

 では、最初の「聞く」について見ていきましょう。「聞く」は最も使われるきき方です。耳に入ってくるものをキャッチするというイメージです。しかし、そこにはかなりの割合で自分のノイズ(声)が入っています。相手の話を聞きながら、相槌とは別に「ウソっぽいなぁ」とか、「この人いつもこんなこと言うのよね」など、頭の中で裁判が始まったり、誰かが「ハワイに行った」と言った瞬間、「そういえば、2年前ハワイで・・・」と、脳内で思い出物語が始まることもあるでしょう。

 つまり、自分では話を聞いているつもりでも、人の話など聞いていない。40%聞いていれば良いほうです。嘘だと思ったら、テレビやラジオをつけて、30秒間そのままにしてみてください。100%聞いていたら、通訳のように再生できるはずです。きっと、まるで再生できない自分に気付くでしょう。

 ノイズは「聞く」時ばかりでなく、「読む」時や「考える」時にも湧いてきます。無理して抑え込まずに、まずは「あっ、今、私の頭の中でノイズが鳴っているな」と気付くことが大切です。話を聞いている時に気付いたら、頭を切り換えて集中することです。

人の話をどこまで聞いていますか?

 ●男性の話

 ・この前、初めてハワイに行ったんですけど、とっても楽しくて、来年も行こうと、早くも計画を立てているんですよ

 ・趣味はカフェ巡りや食べ歩きです。同年代の人の中では、いいお店をたくさん知っているほうだと思いますよ

 ●女性の内心

  ・ホントかな?

  ・確かに

  ・またまたぁ

  ・あ、それ知ってる

  ・美味しかったな

 ここで学んだ後、人と会話をする時に感じてほしいのは、頭の中で鳴る「自分自身のノイズ」。まずは、そのノイズがどれだけ騒がしいか、ということに気付くことが大切です。ノイズに気付かなくては「聞く」「聴く」「訊く」を使い分ける方法をいくら学んでも、実際に習得することはできません。

 人の話に集中できず、心のノイズに振り回されるのは人の性。まずは自分のノイズがどの程度かを認識することから始めましょう。

会話が回る「オウム返し」の法則

 相手が使った単語や語尾をそのまま使いながら会話を進めるのが「バックトラッキング」という手法。平たく言えば「オウム返し」です。聞いてもらっている、分かってくれているという感覚を相手に与えられるばかりか、相手の言葉を使うことによって、コミュニケーションのズレを抑えられるという利点があります。

NG例

 ♂「僕は兵庫県出身なんです」

 ♀「へー。そうなんですね」

 ♂「ええ。尼崎っていうところなんですけど」

 ♀「どの辺にあるんですか?」

 ♂「大阪との府県境で、神戸よりもほとんど大阪みたいな場所なんですよ」

 ♀「そうなんですね。行ったことないから全然分からなくて、すみません」

OK例

 ♂「僕は兵庫県出身なんです」

 ♀「あ、兵庫なんですか」

 ♂「ええ。尼崎っていうところなんですけど」

 ♀「尼崎っていうと、甲子園があるところですか?」

 ♂「いや。甲子園は隣の西宮市にあるんですよ。でも、よくご存じですね!」

 ♀「甲子園は隣の西宮市なんですね。一度行ってみたいと思っているんです」

コツ

 ●考え込まずに、相手の発言をまずはリピートしてみましょう。

 ●テンポよく、まるで餅つきをしているかのように会話をラリーするのが理想。

注意点

 ●漫才の「合いの手」のようにもなるため、あからさまにやると居心地悪く感じる人もいます。

 ●上手くやらないと、小馬鹿にされていると感じる人もいるかもしれません。

 ●意中の相手に使うのは、友人や家族で練習を積んでからにしましょう。

オウム返しをマスターすれば、笑顔でうなずき、「へぇ」「そうなんですね」と相槌を入れるステージを脱し、会話を積極的に進められるようになります

無意識に発生するノイズに向き合うには?

自分のノイズに振り回されていると、次第に「心ここにあらず」といった状態になり、その様子は相手にも伝わってしまいます。人と会話をする時は、ノイズの発生に敏感になり、一方的な価値判断で相手をジャッジしないよう気を付けましょう。

 人の話を邪魔する「ノイズ」は、外部からやって来るわけではありません。あなたの頭の中で、ある特定の基準が生まれた時、それがノイズとなって広がるのです。つまりノイズの発生源は、あなた自身です。

 相手の言っていることを聞きながら、その内容を「正しい・間違っている、自分と近い・自分と違う、価値がある・価値がない、好き・嫌い、簡単・難しい、良い・悪い」などと評価する気持ちが、ノイズの主たる原因です。私たちの判断基準は自分の中にしかありません。そのため、他人の話を聞く時もついつい「自分の標準」「自分の理想」と比較しながら聞いてしまうのです。

 これらのノイズは湧いてくるのが自然なことであり、止めようがないのもまた事実。あなたにできるのは、ノイズが出てきたことをキャッチすること。そして、ノイズの判断・判決に左右されないことです。

 もしも、あなたが相手の話を心から「聞く」ことができれば、相手の心はあなたに魅了されるでしょう。なぜなら、そのような聞き方で話を聞いてくれる人はほとんどいないからです。

 「私はあなたの話を聞いていますよ」とアピールするのに有効なのが、前項で紹介した「オウム返し」です。相手が用いた言葉や語尾を使って、そのまま相手に返すのです。相手の話をきちんと聞いていないと、上手く返せません。ぜひ実践してみてください。

ノイズのほとんどは、あなたの過去の経験や価値観によるもの。いわば相手の話をジャッジするものなので、関係構築には何のプラスにもなりません。要らぬノイズを発生させないためにも、相手の話を前のめりに聞き、オウム返しを駆使してテンポよく会話を楽しんでみましょう。