5-4. Ｉメッセージを使って気持ちを伝える

相手が何かをしてくれない、気付いてくれない。その気持ちを相手に伝えると、ネガティブな会話になりがちです。理由を問いただしたり、あなたはいつもこうだと責めるのではなく、「私」を主語にしたベストな方法を学びましょう！

　どんなことも言わなければ分かりません。相手に伝えなければ分かりません。私たちは超能力者ではありませんから、「言語」そして日本では「日本語」という共通の伝達方法を発達させました。

　とはいえ、自分の中にすら矛盾があるのに、自分以外の誰かに矛盾なく何かを伝えることは難しいことです。あなたが相手に対して変わってほしいなと思うこと、止めてほしいと思うことがある時、自分が嫌な思いをしている時は言葉も強くなりがちです。家族や身近な人には、特に遠慮ない言い方になっていませんか？

　「お母さん、洗濯物はここに置いてって言ったのに、何でこっちに置いてあるの？」「買ってくれるって言ってたのに買ってないじゃない。どうして？」・・・こんな具合です。これはどちらも「ＹＯＵメッセージ」と呼ばれるコミュニケーションです。主語は「ＹＯＵ/あなた」。「あなたがこうした」「あなたがこれをやらなかった」。

　ＹＯＵメッセージは相手に変われと言っています。でも、責められた気持ちになりますし、責められていると感じるとつい抵抗が出てきます。それでも、やっぱり自分の気持ちはうまく伝えたいですよね。そんな時のために「Ｉ(アイ)メッセージ」を学びましょう。相手の「聞く」を促すための会話法です。老若男女問わず、効果的な方法ですので早速実践です！

　相手に思いを伝えるためには、Ｉ(アイ)メッセージとＹＯＵメッセージという２つの手法があります。言い方次第で相手の気持ちは180度変わってしまうのです。ましてや婚活では、相手の心の動きを一番に考える必要があります。